VALORANTにおいて、チームの勝敗を大きく左右する役職「コントローラー(オーメン、ブリムストーン、ヴァイパー、クロヴなど)」。
しかし、なんとなくスモークを焚いていると、「実は相手に有利な射線を作ってしまっていた…」という事態が頻繁に起こります。
スモークの本質は、攻撃時と防衛時で「目的」を全く別のものとして切り替えることです。この記事では、攻守ごとの具体的な使い方と立ち回り、そしてやってはいけない「NGスモーク」を徹底解説します!
1. 【基本】スモーク配置の絶対ルール:「膨らませない」
攻守の解説に入る前に、まず全員が徹底すべき鉄則が「壁や通路の入り口のライン(ツライチ)に合わせて設置し、相手側に膨らませないこと」です。
〇 正しいスモーク(フラッシュスモーク)
通路の壁と面を揃えてピッタリ設置します。
(アセントAサイトにて)

- 効果: 相手がスモークから出てくる際、出た瞬間に複数の角度(クロスライン)から見られるため、相手は軽々しく飛び出せなくなります。

× 悪いスモーク(膨らみスモーク)
通路の壁から自分たち側にモコッと飛び出して設置してしまうケースです。

- デメリット: スモークが自分たち側に膨らんでいると、相手はスモークの中から左右の射線を隠しつつ安全に外へ出ることができます。相手にワンチャンス(有利な1on1)を与える最大の原因です。

2. 攻撃側(アタッカー)のスモークの使い方
攻撃時のスモークの目的は「敵の射線を遮断し、自分たちが安全に入るためのエリア(設置場所)を作ること」です。
① サイト侵入時(エントリー):奥の射線を切る
サイトへ侵入する際、奥からオペレーターなどで狙撃してくる敵(ヘブン、タワー、奥のロングなど)の視界を真っ先に遮断します。
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- 考え方: サイトの中にいる敵と、サイトの外(奥)からカバーしてくる敵を分断し、「手前の敵だけに集中できる環境」を作ります。
- 焚くタイミング: デュエリスト(エントリー役)がサイトへ飛び込む直前(数秒前)に展開します。早すぎると突入前にスモークが切れてしまい、遅すぎると味方が倒されてしまいます。
② ミッドコントロール(エリア取り):敵の視界を塞いで選択肢を広げる
マップの中央(ミッド)を確保する際、防衛側が覗いてくる長距離の強力な射線(アセントのミッドなど)を塞ぎます。

画像では2つ置いているがスモークはどっちかで問題なし。
(その場合、スモークを炊いてない方に対してピーク、スキルの使用にて警戒する)
考え方: ミッドを安全に取ることで、Aサイト・Bサイト両方への攻めの選択肢が生まれ、防衛側の陣形やローテートを揺さぶって崩すことができます。
③ 設置完了後(ポストプラント):リテイク経路を塞ぐ
スパイク設置完了後は、敵(ディフェンダー)が取り返し(リテイク)のために侵入してくる主要ルートへスモークを炊きます。
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- 考え方: 敵が解除に向かう動きを遅延させ、スモークから顔を出さざるを得ない状況を作ります。
- 注意点: スパイクの真上にスモークを被せてはいけません(理由は「5. NGスモーク」で解説)。
3. 防衛側(ディフェンダー)のスモークの使い方
防衛時のスモークの目的は「敵の侵入を遅延(ディレイ)させ、味方の寄りを間に合わせること」です。
① 開幕・進行阻止(止めスモーク):メイン通路を塞ぐ
ラウンド開始直後や敵の足音が聞こえた際、アタッカーが雪崩れ込んでくるメイン通路の出口にピッタリ設置します。
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- 考え方: スモークを1つ置くことで、相手に「スキルを使ってリスクを冒して入るか」「引いて別のサイトへ行くか」の選択を迫り、判断を鈍らせます。
- 焚くタイミング: 敵がラッシュしてきた瞬間に焚くのがベストです。開幕すぐに焚きすぎると、アタッカー側は「スモークが切れるまで待つ」だけになり、有効利用されてしまいます。
② ワンウェイスモーク(One-Way Smoke):一方的な視界確保
箱や壁の段差、高低差を利用して浮かせた位置に設置する応用技術です。
- 考え方: 自分からは「敵の足元」が見えて射撃できるのに対し、敵からは「スモークに遮られてこちらが見えない」状態を作ります。相手に進行を完全に諦めさせる強力な防衛手段です。
③ サイト内の耐えスモーク:味方の寄りを待つ生存戦略
敵のラッシュを止めきれずサイトに侵入された際、サイト内にスモークを焚いて籠もります。

アセントAサイトの場合(状況に応じてスモークの位置を替えてもいい)
考え方: 相手に「クリアリングすべき不気味な場所」を押し付け、時間を稼ぐことができます。キルを狙って撃ち合うのではなく、味方のカバーが到着するまで「生存」するための時間稼ぎです。
耐えスモークあり↓ 耐えスモークなし↓

※ジェットAメインからエントリーする際、敵が潜んでいる可能性がある箇所
(耐えスモークありの方が敵が潜んでいる箇所が増えて攻めにくい)
④ スパイク解除用スモーク(リテイク時):視界を塞いで解除を通す
サイトを取り返し、スパイクを解除する際、敵が残っている方向やスパイクの真上に直接スモークを被せます。
実際の試合映像(的確にスモーク中の敵を撃ち倒すかスモークに入らないと解除されてしまう)
※リプレイ機能を録画しているので名前の欄にモザイク処理をしています。
考え方: アタッカー側にとっては絶対NGだった「スパイク上のスモーク」も、防衛側の解除においては強力な武器になります。視界を遮ることで、安全に解除(ハーフ解除)を通す確率を跳ね上げます。
4. 攻守の比較まとめ
| 項目 | 攻撃側(アタッカー) | 防衛側(ディフェンダー) |
| 主な目的 | 敵の射線を切ってエリア(サイト)を取る | 出口を塞いで敵の進行を遅らせる(時間を稼ぐ) |
| 意識する敵 | サイト奥やヘブンにいるカバー敵 | メイン通路から入ろうとしている先頭の敵 |
| 焚くタイミング | 味方がエントリーする直前 | 敵がメイン通路に迫った瞬間 |
5. やってはいけない!勝率を下げる「3つのNGスモーク」
攻守問わず、無意識に焚くと味方の妨げや利敵になる典型例です。
NG①:設置済みのスパイクを隠してしまうスモーク(攻め)
スパイク設置後、スパイクの真上へスモークを被せてしまう行為です。
- 理由: 敵に「スモーク内での安全な解除」を許してしまい、本来勝てるはずのラウンドを落とす原因になります。

NG②:味方の進路を塞ぐスモーク(共通)
攻撃時にこれから進むメイン通路や、防衛時のリテイク(取り返し)で味方がサイトへ入る入り口の真ん中にスモークを焚いてしまう行為です。
- 理由: 敵の視界を切るつもりが味方のエントリー視界まで奪ってしまい、前線へ出られなくなってしまいます。

NG③:隙間(ギャップ)ができるスモーク(共通)
微妙な隙間が空いてしまうスモーク設置です。
- 理由: 相手からすると「隙間から一方的に覗けるポジション」になり、通過する味方が一瞬で倒されるリスクが高まります。

6. まとめ:目的を意識してスモークを焚こう!
- 攻撃: 遠くの射線を隠して、安全にサイトへ入れる環境を作る
- 防衛: 通路の出口を塞いで、相手の進行を遅らせて寄りの時間を稼ぐ
- 共通: 出口の壁と「ツライチ(面を合わせる)」にして膨らませない
攻撃と防衛で頭をはっきりと切り替え、場面に合った適切なスモークでチームを勝利に導きましょう!
※本記事の作戦図はVALOPLANTを使用して作成しています
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